Autumn Morning in Tsukahara

Autumn Morning in Tsukahara
Autumn morning in Tsukahara

Wednesday, January 23, 2013

Time to think

この2ヶ月で2度も倒れてしまった。2度目は救急車のお世話にまでなった。このまま死んでいくのならそれでもいいと思った。誰かに迷惑を掛けながら病院生活だけは嫌だと、救急車を呼ぶべきかどうか迷っている間に。。。まあ色んなことを考えてしまった。。。が、目の前で号泣する彼の顔を見てると、死ぬ前にやるべきことがたくさんあるなあという責任を感じてしまった。

血の気を失って冷たくなっていく自分の手を見ながら、首と肩の痛みで全く動けない自分を、かなり客観的に観察できるものだと不思議にも思った。救急隊員が来た時、血圧が30・50だった。痛みで体が動かず、体力もなくなっていたので、声がなかなか出なかった。状況説明を通訳までしながら救急車で運ばれた。彼の心配そうな声だけはわかったが、取りあえず一人で行く方が良いと判断した。

朝起きたばかりだったので、Tシャツ一枚とトレパンのみ。靴下も履いていなかったから、痛い上に震えるくらい寒かった。タオルケットを戴いたが、朝のミーティング中に何度も看護婦さんを呼びつけるのは申し訳なくて、薄手のタオルケット3枚(2回も呼びつけてしまった。)で震えながら硬いベッドの上で、午前中ずっと過ごした。脳に異常なしということで、脳だけはしっかり余計なことを考えさせてくれた。こういう時こそゆっくり休めばいいものを、かなりつまらないことまで、いつもの倍以上も頭が回転してしまった。電話で仕事の調整をして、ジョージに電話を掛けた時は、既に携帯に充電が必要になっていた。残された充電分で病院の道を説明するほど、私も病院の場所に詳しくなかった。

寒いので靴下を買いたいが、お金がない。お腹が空いたので何か食べたい。売店はあるが、お金がない。ジョージに電話をしたいが、充電器がない。さて支払いは?いろいろ回されて検査したけど、それほどお財布には入ってないし、彼はATM機など使ったことがない。一人暮らしの不便さが身にしみて感じた。と、また彼の将来が不安になった。

病院で一日考えた結果、「なるべく早いうちに先に死んでくれるかな」と、なんとなく彼に聞いてみた。すると、「嫌だ、やっとで日本に来れたのに、まだまだしたいことがいっぱいある」と言われた。アメリカの医療費は高いと言われるが、ダブルで保険に入っていた私たちは、医療費をほとんど支払ったことがなかった。私が足の手術をした際も、一円もポケットからは出ていない。お給料、有給、病休、福利厚生の全てが数分の一に減った今の苦しい生活も、彼にとっては最高の幸せらしい。日本に帰国して、いったい何が得られたのか、正直、??????????大きな疑問。学校の子供たちや、ほとんどの上司、同僚とは仲良くやれているらしいし、とても気に入っているようだ。願わくば、こういう環境の中から、彼に良い友達が数人でもできることを願っているが、こればかりは私の努力ではどうにもならない。

専門医曰く、ノーストレス、ノーアルコール、ノーカフェイン。。。って、「いったい何を飲むんですか」と真剣に聞いてしまった。色も味もない水が私は好きではない。ストレスだってコントロールできるくらいなら、もう少し若さを保てているだろう。きっとストレスと皺の数は比例しているにちがいない。それでも彼のためにしっかり自分に責任を持っていきなければと、また皺を増やしてしまいそうだ。

1 comment:

  1. 心配です。。。
    3度目はありませんように。。。

    ReplyDelete