Autumn Morning in Tsukahara

Autumn Morning in Tsukahara
Autumn morning in Tsukahara

Friday, January 4, 2013

あけまして おめでとうございます。


みなさん、よいお正月が迎えられましたか。

私は小さい頃から、お年玉以外は、それほどお正月を喜ばしく祝ったことがなかった気がする。でもそれを正直には言えず、年間行事の一つとして受け入れてきた、結婚するまでは。。。親戚中が集まって杵でついたお餅も、親戚中のために母が一生懸命に打ったお蕎麦も、正直好きではなかった。母が作ってくれたお雑煮の具だけが好きで、それだけをすくって食べていた記憶がある。マメに働くように。。。などと言われながら半強制的に食べてきた数々のおせち料理も、正直、どれもこれも我慢して食べてきた。面倒だとは思いながらも、紅白を見てから、すれ違う村の人々に頭を下げながら近くの神社にお参りに行き、でもお願い事はちゃっかりと真剣にしてきた。

ここ20年近くは、12月31まで働き、1月2日から出勤し、特別にお正月というものをお祝いしたことがなかった。日本に帰って、久しぶりに見た紅白は、知った名前がほとんどなく、横文字が増えたなあということ、グループばかり多くてステージがいっぱいだということ、男性たちが私より細くてきれいで。。。ということで、10分も見ずにテレビを消してしまった。犬たちがいるから家を空けるわけにはいかず、犬たちの行けない所、つまり日本はどこも行くところがない。それを理由に、お正月はのんびり。。。犬たちを一日中散歩に連れて行ったり、薪を取りに行ったり、生徒たちの問題作りをしたり、有意義な時間を過ごすことができた。こうして自分に正直に、自分の好きなように時間を過ごせることを至福の幸せだと感じると同時に、マイナス10度の寒さの中、短い縄に繋がれて震えながらクゥクゥと声を上げる犬たちも多くいるのを見ると心が痛む。弱いものには優しく、命を大切になんていう教育はいったいどこにいったのだろうか。また今年も暖かくなると、虫たちを酸素の少ない密閉したビンに入れて自慢する子供たちを見かけることになるのだろうか。願わくば、今年は小さな幸せをたくさん見つけたい。小さな感動をいっぱい集めたい。

2013年、不景気が続き厳しい年になるかもしれないが、それでもできるだけ多くの人たちが小さな幸せをいっぱい感じることができることを願いたい。今年もまた多くの良い出会いがありますように!そして出会った多くの人たちともっともっと多くの時間を共有できますように!お互いにとって良い年でありますように!今年も宜しくお願い致します。
 
Erika

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