YESを始めてから、とにかく精神的に忙しい。それ以前から、この広い土地付き古いログハウスの田舎生活を始めて以来、休む暇なし。薪を欠いた去年の冬は泣かされたので、今年は薪集め。数人の、本当に本当に親切な友達から薪の情報をもらい、お陰様で今年の冬は暖かく過ごせそう。その為の薪割り。一時は卵も持てないほどの痛みで、ご近所の整体師さんにお世話になってしまった。年のせいにはしたくないが、完治しないのはやはり年齢を侮れないものだと、しっかり認知する必要はある気がする。頭の中だけか、いつまでも若い気でいるのは。。。
「お月謝が支払われ、親御さんが文句を言わないなら続けなさい」と、他の生徒の親御さんや保育園関係者の方々にも言われたが、良心の呵責を感じながら続けるのはどうも性に合わないので、やっぱり辞めてしまった一クラス。小2、4、中1、2を同時に教えるというのは誰かにシワ寄せがいき、毎回それを見るのが本当に心苦しかった。4月から1ヶ月の橋渡しの役が、ズルズルと5ヶ月も過ぎてしまった。一線を引くことの難しさを学んだ。その点、アメリカは楽だった。。。何度も簡単に一線を引くことが多かったから。
日本に越して来て、後1ヶ月で1年を迎える。この1年を振り返って、予想以上に外れていたものは何か、という質問が出た。ジョージは、「エリカからもっといろんな文句が出るだろうなあと覚悟していた」ということ。うーん、色んなところで暮らしてきたから順応性はあるだろうし、基本的には日本人だから。。。いろんな面で妥協はあるが、それなりに穏やかな、というより、そんなことを感じる余裕がない日々の生活を送っているというのが正直なところ。まだまだ少ないけど、友達や生徒、生徒の親御さんたちとの人間関係には恵まれたとつくづく感じている。子供たち一人ひとりが本当に個性的で、いろんな発見が出来るのもまた楽しい。大人のクラスも、年齢ではなく、何事もやる気で上達するのだなあと、教える側でありながら感心させられる。そういう点では、YESが、ゆっくりであるが、確実に良い環境に広がりつつあることを嬉しく思う。
犬たちは相変わらず元気。想像していた以上に山の天気が変わり易く、突然の雷雨や稲妻でカイリーの健康状態がすごく心配だったが、これも少しずつ落ち着いてきたように思われる。カイリーのような犬用に作られたピアノ曲とサンダージャケットが効いているのかな。。。どんな服さえも嫌がって着ようとしなかったのに、このサンダージャケットだけは着ると安心感を覚えるのか、ジッとして着てくれる。ピアノ曲で息の荒さも少し和らぎ、しばらくすると眠りを誘うようだ。このピアノ曲、少なくとも私たちには効果テキメン!
本当に小幅の一歩いっぽ、でも確実に日本での生活が定着しつつあるような気がする。これもYさんが特別に作ってくれたエンジェルのお陰かな???大病の子供たちだけにしか作らないというエンジェルを、アメリカのご近所さんのYさんが作ってくれた。こういうものはあまり信じない私たちだけど、このエンジェルだけはベッドの上に置いて大切にしてる。「やっぱり日本に帰って来てよかった」と言える日が来ますように。。。
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